京都島原遊郭 花街の残り香
京都府京都市


花屋街通壬生川西入ル。

小路をずんずん進み、
大通りの喧騒が聞こえなくなったころ。
しずかな住宅街に
突然、どーんとすがたをあらわす。



島原大門!
江戸の吉原、大阪の新町(長崎の丸山とも)とならび、
三大遊郭のひとつといわれた島原遊郭の入口。



門のなかにあったのは、六つのまち。
上之町、中之町、下之町、中堂寺町、太夫町、揚屋町。
町名にも、遊郭っぽさがあらわれてる。
六つのまちは、堀と塀でぐるっと囲まれてたんだとか。



島原という町名は公的には存在せず、
現在の住所は西新屋敷○○町。
最盛期には、揚屋24軒、茶屋20軒もあったというから
相当なにぎわいだったはず。

さぞかし今もなごりがあるのでは…?



あわい期待をいだき、くぐった大門の向こうがわ。

あたりはなんの変哲もない、しずかな住宅街。

でもよく見ると、
しっとりとした趣が。



坊城通を北にまがると…

待ってました!

元禄元年創業の置屋さん、輪違屋。

なんと!
いまも太夫がいて、揚屋をかねて営業しているという話。
江戸時代の花柳文化がいまだ残ってる…
すごい。



現役のお店だから観覧謝絶も納得。
心の中でエールを送りながら退散、退散。



さてさて、島原遊郭の史跡でもうひとつ現存しているのが、
この角屋(すみや)。

勤王の志士の密議。
新選組の宴会。
歴史上のできごとが実際にくりひろげられていた場所。

新選組が芹沢鴨を粛清するときに
しこたま酒を飲ませたのもここなんだとか。

思いを馳せれば
志士の歩く姿が浮かんでくる
立派な建物。



時代の変化にもまれながらも
伝統をまもりつぐ島原。
いまも残る、華やかなりし時代のかおり。
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